あれ、ミミズがいない!?~夏場のミミズの行動~

MBS

7月末より、上越地域の外気温が35℃を超える猛暑日が続いています。アスファルトの隙間で健気に生える雑草すら枯れさせる暑さです。

そんな猛暑におけるミミズコンポストの変化についてご紹介します。

ミミズが消えた!?~暑さゆえの行動?~

気温上昇に合わせるように消えるミミズ

7月20日頃までは、最高気温が30℃を超えるか超えないかで、あまり猛暑感はなかったのですが、7月末から最高気温が徐々に上昇、連日にように35℃を超える日が続いています。

そんな猛暑日が続く中。生ごみ(ミミズの餌)投入場所の餌場のフタを開けてみても、いつもは2,3匹のミミズとこんにちはするはずなのに、一匹も見られなくなりました。

生ごみを投入し、土を混ぜ返してみても、ミミズが見えません。

餌場の底(15㎝)の方まで掘り返して、やっと2,3匹のミミズにであれるだけです。

気温上昇前までは、少し深めに掘れば数十匹のミミズに出会えていました。

それが、ベランダに設置しているミミズコンポストのどの餌場を見ても「消えた」と言ってよいレベルで、ミミズの姿にお目にかかることが出来ません。

「まさか脱走...」と、一抹の不安が過ったのですが、生ごみはいつも通りグングン嵩が減って無くなっているため、食べられていることは分かります。

恐らく、暑すぎるために、餌場より更に深い場所まで潜っているのではないかと考えました。

プランターをひっくり返して調べたかったのですが、野菜やハーブなどを育てているベランダ菜園の土壌を掘り返すわけにもいかないので、堆肥場専用のミミズコンポスト零号基を調べることにしました。

零号基でミミズの動向観察

ミミズコンポスト零号基の蓋改良

外気温36℃のお昼です。

まずは、ミミズコンポスの土壌温度を計ってみました。

表層から15㎝程度までは34℃と土壌内の温度も高い値でした。

温度確認後に掘り返します。

生ごみを投入する時と同様に深さ15㎝程度まで掘り返してみましたが、やはり、ミミズに全く出会えません。

更に深部はどうか。

表層から約20㎝の土壌温度を測定したところ31℃でした。深部の方は、表層よりも涼しくなっているようでした。

温度測定後、プランターの底に届くように大きく掘り返しました。

すると、深さ20㎝以上の深部にて沢山のミミズに再会出来ました!(喜)

恐らく、ベランダのミミズコンポストも同様の現象が起きているのだと思います。

ミミズ達は、涼しい場所を求めて、深く潜っているようですね。

なお、ミミズ達が潜っていた所は、分解前の生ごみが無い、堆肥となった土壌が溜まっている場所でした。発酵熱も無く涼しいということも考えられそうです。

生ごみ自体は変わらずに処理してくれているので、涼しくなる夜間に上層へと移動し、モリモリ食べているのかもしれません。

ミミズ以外の同居人

一方、ミミズ以外の同居人についてですが、こちらも数が減っている印象です。

今まで、フタの裏に沢山ついていたトビムシ類は、明らかに半減、いや、かなり減少しています。

また、ナメクジ類はまったく出会えなくなりました。(こちらは、イソスジエビに与えすぎた可能性もありますが、、、

いずれにしても、ミミズ以外の生物も暑さのために姿を隠しているようですね。

おわりに

ミミズ達も暑さが苦手であることは良く分かりました。30℃を超える日は注意が必要そうです。

状況からすると、屋外でミミズコンポストを行う時はそれなりの容積がある容器を用意し、ミミズが避難できる場所を確保してあげる必要がありそうですね。

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