『加賀節成きゅうり』を育てて~種蒔きから収穫~

キュウリ

寄せ植えを行っていたスナップエンドウと入れ替わるように収穫出来ないかと育てることにした『加賀節成キュウリ』の生育状況です。

固定種の『加賀節成きゅうり』

(有)浜名農園さんの固定種です。

  • 原産国:インド
  • 内容量:2ml
  • 発芽率:85%以上

種まきから発芽

開始時の生育舞台は、比較用プランターの菜園附属ミミコン2セットです。

比較用プランターは、環境条件を変えて、生育や環境状態を比較できるようにしたプランターです。概要は前記事にて紹介しています。
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種をまく時点で、スナップエンドウ、つるありインゲン、ニラ、マリーゴールド、ビオラが、寄せ植えされていました。

発芽しても成長出来なかったつるありインゲンの芽の脇に、キュウリの種を一粒まくことにしました。5月13日を0日として両プランターに1粒づつの計2粒の種をまきました。

種まきから5日目の5月18日には発芽しました。同居種のスナップエンドウが結実し始めた頃でした。

発生した問題

生長点の損傷

前投稿の通りですが、茎の誘導に失敗して大事な成長点を追ってしまいました。現状は勢いよく勢力を拡大しており、逆に成長点を折っているほどです。

前記事:『私がやりました!「茎の生長点を折ってしまう」それでも強い株さん達』
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うどんこ病

日照不足だった6月下旬から7月上旬の梅雨時にキュウリの葉に白い粉を吹いたような症状がみられました。典型的なカビ類による『うどんこ病』でした。蔓延すると葉が光合成出来なくなり、枯れてしまいます。

発生原因は、日照不足、窒素過多、風通しが悪い環境、湿気や乾燥しすぎなど、日本では好条件な環境が整いやすい非常に発症しやすい病気です。

病気の葉を落とすことや、農薬を使いたくなければ『木酢液』も効果があるようなので、病気の葉を落とし、アブラムシ対策用に作っておいた木酢液を吹きかけルことにしました。

梅雨が明ける7月中旬以降は、うどん粉病が見られなくなりました。

うどんこ病の参考資料:我孫子・他(1979)『キュウリうどんこ病の発病に及ぼす温度ならびに湿度の影響』野菜試験報告.5号:167-176.

肥料不足と葉の症状

7月下旬に典型的な栄養不足によるキュウリの成育不良が起こっていました。まだ5cmほどの段階で黄色くなり、そのまま枯れてしまいました。

また、写真上のキュウリの葉に斑点模様の症状が出るようになっています。進行は遅いですが、ベト病特有の歯の裏に見られる黒いカビのような発生は見られないため、斑点細菌病系の症状のようです。

いずれにしても肥料切れが原因の可能性が高いです。

スナップエンドウの栄養不良時から使用している『バイオゴールドオリジナル』です。今回は、10粒をばらまきしました。5月末に追肥を開始してから合計で48粒です。

7月31日に追肥を行いました。

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8月13日時点の現状は、再び実が生長を開始している状況です。

なお、仕様書には、5号鉢で15粒(溶けてなくなったら再びまく:目安2ヶ月)とあり、5号鉢が1Lだとすると、使用している菜園附属ミミコンの比較用プランターは20Lとなるため、300粒蒔いていないといけない状況になります。

現状、明らかに少ない状況がつづいています。他投稿でも述べていますが、今シーズンは、ミミコンの成長優先と、肥料不足や病状等の経験値を上げるための栽培でもあります。(←何度も言ってて言い訳くさいですが)

ミミコンの堆肥化が、多少は植物たちへの栄養になっていると期待しつつ栽培をつづけています。

収穫

45日目の6月28日開花

しかし、肥料不足で結実しない期間が続きます。7月9日に追肥を行い、63日目の7月15日にようやく結実を始めます。

肥料不足の典型的な先細り成長をしますが、なんとか収穫できました。

今日まででたったの4本の収穫ですが、美味しく頂きました。

好評だったのは、煮物です。一般的なキュウリでは、堅さが残るのですが、収穫したキュウリは、ほろほろに柔らかくなり、子供が喜んで食べてくれました。

レシピは『白ご飯.com』の『育ちすぎたきゅうりは冷えても美味しい直煮がおすすめ!』を参考にしています。

育ちすぎたきゅうりは冷えても美味しい直煮がおすすめ!:白ごはん.com (sirogohan.com)

現状

追肥後に再びキュウリが、結実し生長しているところです。

負け惜しみではないですが、この時期、地域柄なのか何かとキュウリをはじめ夏野菜を頂きます。正直、自分で作る必要が無いレベルです。

そんな訳で、そもそも慢性的な栄養不足であろう我が家のプランター、あまり沢山結実させないように、育てる実を搾りながら成育させている状況です。

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