生ゴミの処理能力激減~真冬のミミズコンポスト~

冬の菜園附属ミミズコンポスト MBS
雪積もる菜園附属ミミコン

真冬の新潟では、連日のように雪が降りしきる季節となり、ベランダにも雪が降り積もります。

最低気温もマイナスが続いています。

そんな真冬のミミズコンポスト事情についてご紹介いたします。

真冬の環境

12月に入っての外気温ですが、最高気温で10℃、最低気温で-3℃を下回る状況となっています。

なお、ミミズは、凍ってしまえば死んでしまう様ですが、現状としては、外気温が氷点下でもミミズコンポスト内は1~2℃と凍ってはいません。

20L前後の体積を持つ菜園用プランターをミミズコンポストとして使い、フカフカの土が入っているため内部は土の保温効果によって、温度の低下を抑えているのではないかと考えています。

生ゴミの処理能力

しかしながら、ミミズの生ゴミ処理能力については、恐ろしく低下しています。

11月末に最後の生ゴミを投入しましたが、1ヶ月以上経過した1月に入っても、形状をとどめているものがあり、生ゴミの追加投入は行っていない状況です。

ただ、餌場にパンパンにいれた生ゴミの堆積自体は減っているので、多少は処理されている可能性もありますが、単に水分が抜けるなどして減っているだけの可能性もあります。

このままの感じでは、10月頃までの生ゴミ処理能力の1/10以下…むしろ機能していないといっても良い状況です。

なお、腐敗臭などはなく、pH も7.0でキープしているため、腐敗などによる酸性化は発生していないと考えています。しかしながら、生ゴミの処理が遅れれば、腐敗していく可能性は十分考えられるため、投入済みの生ゴミの処理状況には注意していきたいと考えています。

ミミズの状況

餌場の蓋を開ければ、表層まで出てきていたミミズが、光に反応して引っ込む様子は確認できます。

また、餌場を掘り返せばミミズがワラワラと塊になっているのを確認できますが、動きは緩慢です。

ベランダのミミコンも、零号基でも餌場の内部では、ミミズがワラワラと塊になっているのが観察出来るため、脱走するような環境にはなっていないと考えています。

ミミズ以外の生物達

ベランダの菜園附属ミミズコンポストにおては、ナメクジの侵入を確認しました。

一方、比較的多く見られていたトビムシは見られなくなりました。

零号基においては、ミミズ以外見られなくなり、多く見られたダンゴムシやワラジムシの活動が確認出来ませんでした。(動いていないから分からないだけかもしれませんが…)

おわりに

新潟は3月初旬まで雪が降るため、まだまだ寒い冬が続きます。

ミミズ達の生ゴミ処理能力は劇的に低下していることから、ある程度処理が進むまでは、腐敗の問題も発生するため、生ゴミの追加投入はしない考えです。

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