ベビーリーフを育てる~日向と日陰の生育~

ベビーリーフ

菜園附属ミミズコンポストを自作し、ベランダ菜園をスタートさせた頃、ミミズコンポストを内蔵していないプランター菜園も行うことにしました。

その一つとして、初心者でも育てやすく、サラダなどの葉物野菜としても重宝するベビーリーフを育てることにしました。

また、日光の少ない場所で育てれば、葉が柔らかく育つと云われていることと、日当たりの悪い棚の一段目を有効活用する方法を探していたことから、日陰がちな1段目と日照時間が長い2段目にて比較しながら育てることにしました。

固定種のサラダミックス

(株)グリーンフィールドプロジェクトさんの固定種です。

  • 原産国:ヨーロッパ
  • 内容:3.3g
  • 発芽率:70%以上

成育条件

当時の良い写真がありませんでしたが、次の写真のように棚の1段目と2段目に分け、比較育成は2021年4月2日から5月30日まで行いました。

共通の条件

土壌:使用した土壌は、前投稿の『プランター菜園のための基本の土づくり』の通りで、粉砕したココナッツの皮を原料にしたココピートをベースにした土です。

プランター:大和プラスチック(株)製のグロウコンテナ30型(土容量:11L)です。取っ手が付いていて持ちやすく、デザインが洒落てて可愛らしいので我が家でも受け入れられています。文字の所をペイントすれば、オリジナルのコンテナにアレンジできます。子供も喜んで色付けしたり絵を描いたりします。

1段目の環境

  • 日照時間:1~2時間程度
  • 大葉の種と寄せ植え
  • コンテナの色が緑

2段目の環境

  • 日照時間:7~8時間
  • イチゴの苗と寄せ植え
  • コンテナの色が白

成長の比較(発芽から収穫)

発芽は非常に早く、4月2日に種蒔きをして3日目の4月5日には両プランターで発芽しました。

22日目の4月24日目には、成長具合に明らかな違いが現れる様になりました。

<1段目>

<2段目>

28日目の4月30日には、2段目のサラダミックスが食べ頃になってきたため、収穫を開始しました。収穫は、成長した外側の葉から行い、中心の若葉を残していけば、その後も収穫し続けることができます。

週1回の、ペースで大人二人のサラダ分は収穫でました。収穫毎に段々と硬さが増し、花が咲き始めた6月の1週目までの約5週間楽しみました。

一方の1段目は、成長が止まったのかと思うほど遅くなっていました。葉はまだ小さかったのですが、39日目の5月9日に試し収穫を開始します。

葉は柔らかく、苦味や辛味が少ないため、子供でも食べられるレベルでした。しかし、その後は葉があまり伸びず問題も抱えます。

発生した問題

イモムシによる食害

日照時間の極端に少ない1段目ではイモムシの食害が発生しました。

苦味や辛味が少ないと言うことは、虫も食べやすいと言うことがよく分かりました。

おわりに

収穫を終え、花が咲いた2段目のサラダミックス群は、他の鉢に株分けなどしつつてそのまま成長させて種子を採取してみました。

イモムシの食害にあった1段目は、そのまま枯らすことにして、次の品種に備えました。

日照1、2時間では流石に生育不良となりましたが、サラダミックスは非常に育てやすい品種でした。

秋に向けて再挑戦していきます。

コメント

  1. […] ベビーリーフを育てる~日向と日陰の生育~ | 人工生物圏研究所|Artificial… […]

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