夏場の暑さでミミズが土深くに潜ってしまう状況が続いておりますが、ミミズコンポスト零号基においてコバエが目立つほど発生するようになりました。そんな零号基の管理状況の実際についてご紹介します。
コバエ発生の零号基
ミミズコンポスト零号基にて、8月中旬を過ぎたころからコバエが目立つようになって来ました。
明け方、生ゴミを投入しようとコンポストの前に行くと、上蓋や周辺にコバエがとまっています。

コバエなので、分かりづらいですが、黄色でマーキングするとこんな感じです。

中々いますね。
フタを空けたら「ぶわ~」というわけではないのですが、フタに付いているレベルで「増えたな。。。」という感じで飛び回ります。

また、生ゴミを入れて攪拌する際に、チラホラとウジの発生も確認できるためコンポスト内で発生させているようです。

コバエ発生の原因検討
夏になってチラホラ発生しているのは確認していたのですが、ここ最近で増えてきた感じです。
コバエ発生の原因として考えられる要因は、次の3点です。
【考えられるコバエ発生の主な要因】 ①生ゴミの内容変化 ②ミミズの夏バテ ③生ゴミの量
①生ゴミの内容変化
投入している生ゴミの内容が変わったことも大きな要因ではないかと考えています。
夏場になって明らかに増えたのが、「甘い系」の生ゴミです。
主に、スイカやメロンの皮、トウモロコシの芯が生ゴミとして増えました。特にスイカやメロンは水気が多く、甘みの強い匂いを発生させています。
また、タマネギの量も増えました。
ネギ科は、ミミズが嫌うと言われていますが、ミミズの分解スピードを下げている要因にもなっていそうです。
去年までは、ミミズが嫌うことからタマネギ系は投入していませんでしたが、今年からはミミズも増えて処理能力が増しているので、投入するようにしていました。
タマネギによるミミズの処理能力低下とフルーツの甘い匂いによる誘いで、コバエを寄せ付け、増やしている可能性が考えられます。
②ミミズの夏バテ
前回の記事でもご紹介しましたが、気温が30℃を超えて上昇する日が続くとミミズがコンポストの奥深くに避難してしまいます。
参照記事 あれ、ミミズがいない!?~夏場のミミズの行動~7月末より、上越地域の外気温が35℃を超える猛暑日が続いています。アスファルトの隙間で健気に生える雑草すら枯れさせる暑さです。そんな猛暑におけるミミズコンポストの変化についてご紹介します。ミミズが消えた!?~暑さゆえの行動?~気温上昇に合わ...
特に日中の暑い時間帯は、ミミズがプランターの奥深くに潜ってしまいます。

その分、生ゴミの処理能力が弱くなり、ミミズに変わる分解生物としてコバエを台頭させている可能性も考えられます。
③生ゴミの量
そんな中、生ゴミの量は、夏前に比べて増えている傾向です。特にスイカの皮などは、一度に大量にでるため、明らかに増えています。
夏前が、1週間に1000g~1400g程度の生ゴミを投入していましたが、現在は1500gを超えています。。。
因みにベランダの菜園附属ミミズコンポストでは、コバエが発生していません。こちらは、生ゴミ投入量を分解スピードを見ながら調節しています。
そもそも生ゴミの投入量が多すぎるという問題ですね。。。
対応について
以上から、対応策を考えるのなら、最優先事項は生ゴミの量を減らすことですね。
もしくは、コンポストを増やす対応が必要です。
ですが、基本的には、このまま様子を見るつもりです。
「G」が出現するようなことがあれば、早々に方向転換しますが(笑)
今のところ、コバエが増えたと言っても気になるほどではないですし、投入した生ゴミもなんだかんだと処理はされており、pHの低下(酸性化)や腐敗臭もないため(独特の甘い匂いはありますが、、)、継続して状況を観察したいと考えています。
しかしながら、現状の生ゴミ排出量を考えると、零号基型のコンポストをもう一台増やす必要はありそうですね。
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