ウツボカズラ(ネペンテス)のはじめての冬越し~外出しの失敗と復活~

MBS

室内での冬越しは、上手くいきました。しかし、屋外への出すタイミングが悪く、株を痛めてしまいます。その後、何とか復活を果たし、今は大きな補虫袋を付けるまでに成長してくれました。

反省点としてのポイントは温度と日照管理にありました。その管理の実際と現状についてご紹介します。

室内冬越し成功

過去の記事でもご紹介していますが、冬越しは、室内で育てている海水水槽のLEDの光を借りる形で行いました。

ウツボカズラの冬越し方法
一つ過去の記事はこちらです。
ウツボカズラ(ネペンテス)はじめての冬越し~生存具合の実際~
12月より、屋内での冬越しに移行したウツボカズラの冬越しの実際について状況をまとめます。ウツボカズラ栽培のきっかけと、冬越し直前の詳細については前記事を参照ください。蓋から枯れ始める最後の捕虫袋冬越し状況屋内環境の実際12月に入り、屋外が0...

なお、冬場の室温は、暖房はエアコンによって日中7時~23時頃までは17~20℃まで温まっている一方、夜間はエアコンをオフにするため、明け方には最低気温は8~12℃で平均10℃まで低下していました。

一方、LED照明は、朝の6時から22時までと16時間照らされ(日の出から日没の自動調整タイプのため光量は変化します)、屋外よりは長い時間光に当たっていました。

結果、補虫袋を大きくするほどの光量は確保できていませんでしたが、冬越し中に出てきた新しい葉は青々とさせることができていました。

ウツボカズラの冬越し方法

屋外出しの失敗

外気の最高気温が20℃を超えはじめた4月10日より、屋外出しを行いました。

しかし、最低気温が10℃をしたまわる日まであるなど、気候が安定しない日が続き、屋外出しから2週間足らずでみるみる枯れさせてしまいました。

今にして思えば、その原因は、日の6割が曇りと日照条件が悪く、最低気温が15℃を下回る日が続いたためだったと考えています。

4月末からは気温が高くなっていたことと、新しい芽から出てきた新葉は元気であったことから、屋内には戻さず、継続して観察を続けることにしました。(気がつくのが遅かったです。。。)

写真は4月24日の状況で、元々の古い株の葉は枯れた一方、新しい芽(株)から伸びた葉は元気そうでした。

1ヵ月後の5月25日の段階では、枯れた葉はそのまま回復することはありませんでしたが、生き残っていた葉は成長を続けてくれました。

夏場の復活

最低気温が20℃を超え、曇りが少なくなった5月末から補虫袋の成長がはじまりました。

6月に入ってからは、復活できずに萎れた葉を全て落としました。

現在は、新芽として出てきた新しい株の補虫袋が立派に成長し、元々の古い株でも先端に新しい葉を付け、補虫袋が成長をはじめています。

屋外出し反省点とポイント

冬越しを成功させていても、屋外出しのタイミングを誤れば、ダメージを与えてしまうことが良く分かりました。。。

室内管理で葉が元気なのであれば、屋外の天気が安定するまでは、慌てずに室内管理していた方が良いと反省しました。(←当然と言えば当然ですね。。。笑)

また、品種にもよるかとは思いますが、育てているウツボカズラ(ネペンテス)の外出しの判断は、気候が安定し、最低気温が15℃を超えるようになってからにした方が良いと考えました。

おわりに(餌を横取りされる?ウツボカズラ)

6月中旬からウツボカズラの葉にクモが巣をつくっているのを確認しました。

恐らくハエトリグモと思われます(去年はバジルに巣を張っているのを確認しました)。

ウツボカズラの匂いで寄って来る小虫をクモが横取りするような格好になっています。

これはこれで面白いので、温かく見守っています。

その後の成育状況(夏越し)については、こちらでまとめました。
ウツボカズラ(ネペンテス)の夏越し状況~屋外高温環境下を耐えて~
今年も夏場は高温環境となっている屋外ベランダですが、そんなベランダで夏越し中のウツボカズラの成育状況についてご紹介します。栽培環境外気温の状況上越地域で外気温が30℃を超えるようになったのは6月末頃からでした。7月~8月に掛けては、35℃を...

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