夏場の生育不良~ハダニの猛威!~

MBS

ベランダ菜園(MBS)の2ndシーズンでは、上手く育ってくれている品種がある一方、上手く成長出来ずに枯れてしまう品種も出てきました。

まだまだ植物栽培に素人なMauerですね。次々に起こる植物の不調に中々対応できていません。おそらく上手に育てられていないと思います。

そんなベランダで見られた症例の中で、最も被害が広がっているのがハダニです。そんなハダニの進行状況と対応状況についてご紹介します。

栽培環境

ベランダの植物たちは、基本的に寄せ植えによって育てています。

寄せ植えの組み合わせついては、参照している書籍もありますが、基本的には育てたい植物を色々と組み合わせ、自由に試している状況です。

ベランダ寄せ植え菜園のメインは、ミミズコンポスト化した菜園附属ミミズコンポストでの生育です。

様々な品種を寄せ植え中の菜園附属ミミズコンポスト

これ以外に、ミミコン化していないプランターでの栽培もおこなっています。

そんな中、上越地域は、6月中旬から30℃を超え、雨がほとんど降らない猛暑日が続く状況でした。

猛暑だけが直接的な原因とは考えていませんが、猛暑を迎えて植物たちに見られる異常が顕在化している中、ハダニのによる被害が拡大していきました。

ハダニの猛威

ハダニとは

ハダニは大変小さく、0.3~0.5mmと極小の昆虫です。

葉の裏に寄生し、汁を吸いながら爆発的に増殖します。

高温と乾燥を好み、梅雨明けから9月にかけて繁殖が盛んになるようです。

今年の上越地域は5月末から6月に掛けてほとんど雨が降らず、高温になる日が多かったこともあり、ハダニの繁殖には打って付けだった可能性があります。

発生原因

発生原因は「風」と「餌」だと云われています。歩いてやってくるだけではなく、自ら吐き出す糸で風に乗り、餌である葉の汁を求めてやってくるため、屋外である以上どこからでも侵入できることになります。

被害状況

被害を受けた主な植物は次の通りです。

被害が多い順に、スナップエンドウ、インゲン、レモンバーム、ニンジン、ホオヅキ、イチゴです。

Mauerのベランダでは、4月23日に購入したレモンバームの苗から広がったのではないかと考えています。

レモンバーム仕入れ後すぐに、クモとは違う無数の細かい糸が目につくレベルで見られました。

その時は気にしていなかったのですが、数日で全体に広がり、良く観察すると小さな虫が、、、調べればハダニでした。

気が付いた時には、時すでに遅く、寄せ植えしていたニンジンの葉にもハダニが広がり、ニンジンの葉と触れていたスナップエンドウの葉へと移っていました。

そこから、他のプランター植えているホオヅキ、イチゴと広がっていきました。

要するに全然気が付いていませんでした。

対策

農薬を使わない場合の対策としては、木酢液、酢、重曹、牛乳、コーヒーなど色々と対策はあるようです。

実施した対策として、木酢液を200倍(少し濃目)に薄めた液を霧吹きで毎朝吹きかけるようにしました。

木酢液の希釈目安はこちらを参照にしました。
木酢液は希釈濃度によって効果が違う?!木酢液の様々な用途を紹介
4.34/5 (68)   木酢液とは、木炭をつくる際に出る煙を冷やして液体にしたものです。土壌改良や植物の成長促進に役立つとされ...

効果はそれなりにあり、霧吹きを始めてから2週間経たずに、全体的に回復。5月の中旬から霧吹きはやめていました。

しかし、6月を迎える頃に、豆科を中心に再びハダニの被害が見られるようになりました。しかも、暑さに押されてか、木酢液の効果が弱くなっていきました。

それでも、レモンバームとイチゴ、ホオヅキについては一先ず回復しました。

一方、ニンジンについては、増えすぎたハダニを一掃出来ずに、未だに葉がやられている状況です。

葉の裏を観察すると小さなハダニとハダニの細かな糸が見えます。

なお、ニンジンと寄せ植えをしていたレモンバームについては、完全に枯れてしまいました。。。

ニンジンの場合は根が生きていれば葉はまた生えてくるのではないかと、甘いことを考えています。

また、スナップエンドウについては、広がりすぎていたためか、最終的に食い止めることが出来ずに、完全に枯れてしまいました。

完全に枯れてしまったスナップエンドウの株

ツルアリインゲンについては風前の灯です。

今後の対応について

ハダニの被害は中々きつい状況です。

木酢液では、完全に効果があるという状況ではないため、今週からは、10倍に薄めたお酢を試しています。

今後は、状況を見ながら、重曹、コーヒーなど試していこうかと考えています。

また、そもそもの予防として、霧吹きなどで、葉を湿らせるようにする方法もあるようです。

もっと知識を付けて適切な管理をしていきたいですね。

いずれにしても、こういった悩ましい問題も、見方を変えれば人工生物圏構築の醍醐味と考え、めげずに励んでいこうと思っているところです。

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