寄せ植えにおけるコマツナとシュンギクの混植をやってみたくて、秋も終盤の10月24日より、『味美菜』と『中葉春菊』の栽培を始めることにしました。その現状について紹介します。
品種
F1種の『味美菜』
種屋さんで種子探しをしていたときに、10月末から間に合う品種として紹介されたのが、(株)サカタのタネが提供する『味美菜』でした。
味美菜は、チンゲンサイとコマツナを掛け合わせた交配種であり、チンゲンサイの葉と葉軸を持った コマツナタイプのやわらかさを持つ育てやすい野菜です。合わせて子供も食べやすいと聞いて選びました。


原産地:アメリカ
内容量:10mⅬ
発芽率:90%以上
固定種の『中葉春菊』
(有)浜名農園の提供する固定種のシュンギク『中葉春菊』です。


原産地:デンマーク
内容量:20mⅬ
発芽率:65%以上
寄せ植えに期待する効果
チンゲンサイや味美菜などのアブラナ科を好んで食べるモンシロチョウ、ヨトウムシ、コナガは、キク科であるシュンギクを嫌います。
味美菜のコンパニオンプランツとして、中葉春菊を選び寄せ植え効果を試すことにしました。
種まき
2020年10月24日を0日目としてミミズコンポスト3号機と11Lプランターへ『味美菜』と『中葉春菊』の種を十数粒づつ適当にバラまきしました。


強い種が生き残れば良いと、自然界の環境条件をイメージして、種を土に埋めることなく、土壌の表層に落とすだけの適当なまき方をしてみました。
サカタのタネは分かりやすい様に色がついているため、写真でも確認できます。

成長
5日目の10月29日頃から発芽を確認できました。


20日目の11月13日には、味美菜の本葉が元気に成長しているのを確認しましたが、一方で、中葉春菊の成長は確認できませんでした。この時点で寄せ植えになっていないのですが。。

その後、積雪時期の1月に入った段階で味美菜が見ごたえあるサイズ感に成長してきましたが、連日の大雪と曇りによる寒さと日照不足のためか色味はよくありませんでした。

雪解けを迎え、148日目の3月21日の段階で、小ぶりではありましたが、色味も復活し、食べられるサイズ感まで成長していたため、同日に収穫したニンジンと共に収穫することにしました。
なお、中葉春菊は、ミミズコンポスト3号機では芽吹いてくれていない状況です。

一方、11Lプランターの方は、ミミズコンポストもないために、土が瘦せているのか、込み入っているためなのか、ミミズコンポスト3号機の成長に比べて、味美菜のサイズ感はまだまだ小ぶりでした。
しかしながら、写真左手に、シュンギクの葉が伸びているの確認できました!ただ、中葉春菊の勢力は弱く、味美菜に虫食い跡があるため、今のところ明らかな虫よけ効果は実感できていません。

プランター内で苗が密になっているようにも見えるため、近く間引き収穫を行いたいと考えています。
収穫
ミミズコンポスト3号機の味美菜は、ニンジンと共に、148日目の3月21日に収穫を行いました。

虫に食われ過ぎて葉が無いところと、根の部分は、ミミズの餌としてプランターに残しました。

多少の虫食いされた葉は、もったいないので食べる分として残し、収穫しました。

鍋用として美味しく頂きました。

葉に柔らかく、クセもないことと、自分で収穫したとあって、子供は大満足で「美味しい!」と食べてくれました。

おわりに
ミミズコンポスト3号機で、中葉春菊の発芽を確認できないところを考えると、種まきの際は、少なくとも土の中に被せてあげるぐらいはした方が良かったかと反省しているところです。
なお、ミミズコンポスト3号機及び11Lプランターには、まだ残っている苗もありますので、このまま春の成長を楽しみたいと考えています。
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