ブロッコリー&カリフラワーの収穫

ブロッコリー&カリフラワーの実食 カリフラワー

9月19日を0日目として植えたケール系苗より、175日目の3月13日にブロッコリーとカリフラワーの収穫を行いました。成長具合と収穫の状況についてまとめました。

育ち具合

ブロッコリー『夢ひびき』

3月13日の段階で、花蕾が開き、花が咲く前の状態にまで成長していたため、収穫を決めました。

なお、花蕾が開き花開く一歩手前でも、直径は14㎝程度にしか成長していませんでした。冬に入る前までに葉の多くをアオムシに食べられていたこともあり、明らかに花蕾の成長が阻害されてしまったと考えています。

黄色カリフラワー『オレンジブーケ』

オレンジブーケも夢ひびき同様に、花蕾が開き、成長しきっていました。こちらも葉の多くをアオムシ達に食べられたために、花蕾の成長は振るわず、13㎝程度でした。

また、冬場の積雪や霜による霜焼けによって黒褐色に変色もしていました。

白カリフラワー『美星』

美星の花蕾は、開いてはいませんでしたが、イエローブーケ同様に、霜焼けによって花蕾表面に黒褐色の変色箇所が見られます。美星なのに、美しくない。。。

なお、たのケール化同様にアオムシ達に葉を食べられながらも、花蕾の直径は12㎝程度と、それなりに成長してくれました。

収穫

カリフラワーは、花蕾を付けるのが一度きりであるため、オレンジブーケと美星はどちらも土壌から伸びる根元付近からバッサリとカットしました。

ブロッコリーの夢ひびきは、出てきた花蕾を収穫しても、新たな花蕾が出てくるとのことなので、花蕾のみをカットして株を残し、引き続き成長させていきます。

サラダ作り

カリフラワーの花蕾表面は黒褐色に変色している箇所も見られましたが、表面だけであり、食す分にはなんの問題もないと判断できたため、酷いところだけ包丁で削り取ることにしました。

夢ひびきと共に、花蕾を食べやすいサイズにカットしました。

3~4分間、子供が食べやすい柔らかさを基準に4~5分茹でました。

成長は芳しくなかったですが、家族で食べるには十分な量を茹でることが出来ました。

サラダに盛り付けて食しました。変色箇所が酷いところは、若干の苦みがあったようですが、野菜の味は強く美味しく食べることが出来ました。

子供たちも、一緒に育て、収穫し、調理したことで、見た目を気にせず「おいしい!」と食べてくれました。

おわりに

レタスの寄せ植え効果とアオムシの行方

レタスの寄せ植え効果については、ほぼ皆無なほどアオムシにやられました。人為的に細かく取り除かなければならない状況であったため、今回の植え付け方法ではコンパニオンプランツとしてのアオムシ除け効果は得られませんでした。

なお、アオムシについては、雪が降るころまでは見られていましたが、真冬の間に姿を消していました。

アオムシの被害を少なくし、葉を大きく広げてもらえるような育て方については今後の課題です。

栽培方針の再確認

今回は、見た目の品質等、これが製品であれば完全にアウトであるわけですが、今後も変わらず、寄せ植えを活かした無農薬無化学肥料による栽培を続けていきます。

寄せ植え菜園初シーズンを通して総合的に思うところですが、「害虫」や「カビ」、「病気」など、一見「悪」と切り捨てたくなるようなイベントは、生態系の摂理における重要なシグナルであると強く実感します。どういった育て方をすれば、回避または、上手に付き合えるのかを見つけるのが何よりも楽しいと考えています。

便利に開発された薬や化学肥料を使えば、直ぐに解決できるかもしれませんが、相応にして、土壌生態系など、見えない世界を破壊し、分断してしまう行為なのだと考える所です。この”分断行為”は、食品の安全性うんぬんを超えて、重要なことだと考えています。

売るための商品を目的に作っている訳ではありません。自然が生み出した生態系の仕組みや、生き物を育てて食べるという行為を、子供たちと楽しみ、学ぶためにはじめました。

アオムシにやられることも大変重要で得難い経験です(いいわけじゃないよ)。

そもそも、家庭菜園を行うのに、わざわざスーパーに並ぶような大規模農園が作る野菜を作る必要もないと考えていますし、規模が小さいからこそ苦労しても無農薬無化学肥料を行った方が、学ぶことも多くあり、楽しいだろうと考えている所もあります。

虫にやられて、大きく育たたず、見た目が美しくなくても、そこに関わり、物語が見えていれば、同じ野菜で、見た目が悪くても美味しく食べれることは今回良く分かりました。

こういった楽しい発見が出来るからこそ、引き続き基本は変えずに寄せ植えによる無肥料無化学肥料による栽培を続けていきます。

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