2月末となり、雪がそろそろ終わりではないかと春が待ち遠しいところです。そんな中でのミミズの状況と同居人の変化について、現状をお知らせします。
冬場でも元気なミミズ
外気温は、夜はまだまだ0℃を下回る場合がありますが、どのミミズコンポストでも蓋を開けば、ミミズの姿を確認出来、光に反応して身を縮めるミミズ達にであえます。

1月に比べれば、動きが活発になってきた様子です。コンポスト内の温度が5~10℃と1月の2℃よりも暖かくなってきたからではないかと考えている所です。
なお、土を掘れば、相変わらず塊になっているミミズに出会えます。
生ごみの処理具合
明らかに減ってきた様子です。が、まだ減り方としては全然少ないため、生ごみの追加投入は行っていない状況です。
3月の気温を見ながら生ごみ投入を考えている所です。
外気温の影響を受けている以上、北国におけるミミズコンポストの屋外管理による冬場の生ごみ処理は諦める必要がありそうです。
加温装置などを用いないで生ごみ処理をするための方法としては、生ごみの発酵熱などの利用ですが、材料の違いによる条件の変化や悪臭など、考えられる問題を含めてのコントロールに難儀しそうなため、現状では考えないことにしています。
同居人の変化
ナメクジの増殖
1月に見られていたナメクジの子供が増えていました。ナメクジの増加は作物の食害に影響を与えるため、野菜を育てるための菜園附属ミミズコンポストの場合は、見つけ次第、ベランダ外へ排除することにしました。

トビムシ増殖
こちらも少しずつ暖かくなったことの影響なのか、土を掘ればトビムシが見られるようになりました。
その他
なお、秋まで見られていたダンゴムシやコバエ類はまだ見られない状況です。
ですが、コバエ類と思われる蛆っぽい小さな幼虫が、3号基(菜園附属ミミコン)で見られました。
親になるのか分かりませんが、手を出さずに様子を見たいと考えていますし、増えすぎれば魚に食べさせてあげる予定です。
同居人への考え方
ミミズ以外の生物については、農作物に被害が出ない限りでは、無理な排除や農薬等を使用することなく、なるべくそのまま様子を見るようしています。
ミミズコンポスト内及び、菜園内に発生する生物については、増殖するための理由があるわけですし、増えるのに都合の良い環境条件が整ったためと考えられます。農薬等に頼らず、生態系の働きを利用して食べ物を作るためには、発生する来訪者や同居人の発生や減少条件などの生態的特長は良い指標になると考えています。
発生する生物を指標としながら、管理するようなスタイルを構築したいと考えています。
おわりに
ベランダにおいては、初の冬場経験となり、0℃以下でのミミズの死亡等が無いか心配しておりましたが、元気に生存出来ており、数にしても、始めた当初より明らかに増えてくれています。
生ごみの処理につては、冬場は期待できないことが明らかになりましたが、入れていた生ごみは残りながらも腐敗臭などはなく、少しずつでも減ってくれているため、良しとしています。
通年を通して生ごみ処理をしたい場合は、屋内での管理や、屋外でも家の熱を取れるような窓側などでの工夫は必要になりそうです。
ですが、方針としては、無理が無く、適度に野菜を育て生ごみを処理できる環境を実現出来ることから始めればいいと考えているため、春からの2シーズン目も基本的には同様の管理方法で継続していく予定です。
気温の上昇に向けた生ごみの処理具合や、同居人の変化に注目しながら春を迎えていきたいと考えています。
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