12月より、屋内での冬越しに移行したウツボカズラの冬越しの実際について状況をまとめます。
ウツボカズラ栽培のきっかけと、冬越し直前の詳細については前記事を参照ください。 ウツボカズラ(ネペンテス)はじめての冬越し~屋内への移動判断~7月24日より、ベランダ菜園内でウツボカズラを育てていました。12月に入って、早朝には霜も降りるような環境となって寒くなってきたため、冬越しのため室内に移すことにしました。ベランダ菜園によるMBS構築とは直接的に関係のない品種ですが、水やり...

冬越し状況
屋内環境の実際
12月に入り、屋外が0℃を下回る日が続いてきたため、12月13日より冬越しのため、ウツボカズラを屋内に移動しました。
直射日光が当たる場所に良い置き場所がないため、リビングに設置している水槽のLEDからの証明を採光できる場所にウツボカズラを設置しています。
なお、設置具合の関係上、葉の表を上から照らすのではなく、葉の裏を斜めから照らすような具合となっています。

冬季の室温は、暖房ありの日中で17~20℃、暖房をつけずに温度が最も下がる明け方が8℃~12℃です。1月中が最も寒く、室温でも10℃を下回る日があり、寒波の時は8℃まで下がっていました。
室内の暖房はエアコンと電気ヒーターの併用で、ウツボカズラの設置場所は、エアコンの風が直接当たらない場所です。
室内の湿度は45±5%を推移しています。
なお、水槽水温は22℃設定となっており、室温との差があるため、水槽からの蒸気がウツボカズラの保湿に良い影響を与えている可能性はあります。
水やりと栄養
水やりは、2,3日に一回水槽水を根元に給水しています。鉢のしたには水抜き用の穴が開いているため漏れない程度の給水です。
致命的な枯れなどは発生していない様子であるため、追肥などの肥料的栄養は与えていない状況です。
枯れと若葉
室内に入れた当初と比べて、根に近い古い葉と補虫袋から枯れ、株の上端部から新たな若葉が出ているため、ウツボカズラの生態的には、異常な枯れ方はしていない状況です。


2月21日の今日の時点で2ヶ月以上、室内照明と水槽LEDのみで過ごしていますが、若葉の緑色が濃い部分は健康的に見えるため、枯れることなく冬越しできそうな様子で。

一方、若葉は成長しつつも、葉の先端にできる捕虫袋は小さなまま成長できていません。

これにかんしては、補虫袋を成長させるほどの光量を得られていないと考えられます。
冬越し中も成長させるためには、日光や専用のLEDライト等が必要なようです。
春に向けて
ウツボカズラの生態的には、温度、湿度共に適正よりも低い状況となっており、成長の緩慢さからもベストな状況とはなっていないことが分かります。
しかしながら、生存的危機には瀕していないため、このまま春を待ち、外気温の最低気温が10℃を越えるようになった所で屋外のベランダに戻したいと考えています。
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