寄せ植えで始めるプランター菜園

菜園付属ミミズコンポストへ種まき 環境作り

3月27日から始めたMBS作りのためのプランター菜園。菜園の方針は、「寄せ植え」による小さなベランダでの多様性作りです。

ここでは、寄せ植えについての概要と只今行っている寄せ植えの状況を記録したいと思います。

寄せ植えについて

寄せ植えを行うにあたり、参考にしたのがたなかやすこ氏の著書『自然の力を借りるから失敗しないベランダ寄せ植え菜園』です。

寄せ植え効果については、トマトとバジルの関係が有名なようですが、著書が語るポイントを抜粋しました。大きくは2点「病害虫予防」「土壌の栄養バランス調節」です。また、このように混植することで良い効果を発揮する品種をコンパニオンプランツと呼びます。

たなかやすこ氏の書籍紹介はこちらで記事にしました。
『自然の力を借りるから失敗しない ベランダ寄せ植え菜園』寄せ植えと出会い、ベランダ菜園の世界を教えてくれた教科書
ベランダ菜園を始めるきっかけを作り、人工生物圏構想をMBS(Minimum Biosphere System)として実践に移す為の多くのヒントを与えてくれた、教科書的な大切な図書です。目次をたどり、まず目を引いたのが、著者が掲げる4つのルールを掲載するPart1のRule2「軽くて何度でも使える土づくり」でした。

病害虫予防

バジルだけでは、葉がアオムシに食べられてボロボロになることがありますが、トマトの青臭い香りをモンシロチョウもアオムシも嫌って避けてくれます。

土壌の栄養バランス調節

野菜の成長に特に必要な五大栄養素「窒素」、「リン酸」、「カリウム」、「カルシウム」、「マグネシウム」。トマトは実を大きくするのに土壌のリン酸を必要とする一方、窒素が余り気味になります。そこで、葉を茂らすために窒素を使うバジルを一緒に植えることで、土の中の栄養素がバランスよく消費されることになります。また、バランスが整えば病害虫も減ってきます。

寄せ植え挑戦状況

Mauerが実際に行っている寄せ植えについて、一部をご紹介したいと思います。紹介するプランターは菜園付属ミミコン4セットです。

比較用プランター(マメ科が主役)

最初に準備したプランターです。上段下段を作り、上段は野菜を育てる菜園、下段は水生生物を育てる養殖水槽にし、ゆくゆくは、上段と下段の水を循環させたいと考えているプランターです。

2セット用意したのは、環境を変えて比較できるようにするためです。因みに今は、鉢底石を変えています。対象区は軽石、実験区は石灰石を使用し、カルシウム溶出によるpHや生き物への影響を比べています。

最初の種蒔き

3〜4月に種蒔きできる品種を選び、スタートしました。

スタート時は、スナップエンドウ、ツルありインゲンを主役に、コンパニオンプランツとしてニラ、バジル、マリーゴールド、そしてビオラです。ニラは、根に抗菌物質が含まれ病原菌予防マリーゴルドはセンチュウ(根から侵入して根を枯らす)予防になると云われています。ビオラは、土壌の乾燥を防ぐカバープランツとして選びました。

収穫と新たな品種

ダブルキャストで主役の一人だったスナップエンドウは種蒔から77日目の期間に収穫まで終えることが出来ました。

スナップエンドウは、茹でたり和え物にして頂ました。ご馳走さまでした!

マメ科が終わる頃に合わせて実をつけられる様にと、時期をずらしてキュウリの種も蒔きました。今花を咲かせ始めたところです。

スナップエンドウ終了後に葉を広げ花をつけ始めたキュウリの苗

その他に、根から侵入して悪さをする線虫予防にマリーゴールドや、パプリカを食べた時に出た種を試し蒔きして成長した苗、職場の兼業農家H氏に頂いたオクラの小苗を植えちゃいました。(…欲張りすぎですね)

トマトプランター

家族の皆大好きトマトを中心にしたプランターです。中玉トマトと薄皮ミニトマトの苗を中心に、コンパニオンプランツとして、ニラの種を蒔き、大葉、バジル、タイムは他のプランターから苗を混植しました。

植えた当初のトマトプランター
色づき始めたミニトマトの実

タイムは、元々根腐れしており、状態が悪化していました。土壌環境を変えましたが復活しませんでしたね(涙)

残念ですが、薄皮ミニトマトが色づき初めたのを励みに頑張っています!

ナス&ピーマンプランター

ナスとピーマン、三寸ニンジンを主役に、コンパニオンプランツとして大葉、バジルを他のプランターから混植しました。

植えた当初のトマト&ピーマンプランター

それから食べたい葉物野菜として空心菜の種を蒔きました。しかし、日照条件が悪い場所なのと、ナスやピーマンの大きな葉で、日陰になっている為か育ちが悪く、このまま成長できるか心配な状況です….

一際大きく茂るナスの葉(中央)

かなり色々と試しながら行っている状況です。失敗もありますが、中々楽しんでいます。

今後は、それぞれの品種にもスポットを当てって記録していきたいと思います。

コメント

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