バジルを育てて~種巻きから収穫そして採種~

バジル

バジルの種類

寄せ植えをはじめる上で最初に選んだ品種の一つです。バジルは2種類育てています。『スイートバジル』と『シナモンバジル』です。

スイートバジル

(株)グリーンフィールドプロジェクトさんの固定種です。

バジルと聞くと一番馴染みのある品種ではないでしょうか。

  • 原産国:アメリカ
  • 内容:0.6g
  • 発芽率:70%以上

シナモンバジル

スイートバジルを購入した『Nicoco プランター菜園を楽しむ会(楽天市場店)』がおまけで同封して頂いた固定種の種子でした。

シナモンに似た甘い香りを持つとの事です。

種まき

開始時の生育舞台は、比較用プランターの菜園附属ミミコン2セットです。

比較用プランターは、環境条件を変えて、生育や環境状態を比較できるようにしたプランターです。概要は前記事にて紹介しています。
寄せ植えで始めるプランター菜園
3月27日から始めたMBS作りのためのプランター菜園。菜園の方針は、「寄せ植え」による小さなベランダでの多様性作りです。ここでは、寄せ植えについての概要と只今行っている寄せ植えの状況を記録したいと思います。寄せ植えについて寄せ植えを行うにあ...

種まき時の寄せ植え同居種は、スナップエンドウ、つるありインゲン、ニラ、マリーゴールド、ビオラでした。

3月27日を0日目として種まきを行いました。

写真の黄色丸の範囲内に適当にバラマキを行いました。

左のプランターにシナモンバジル、右のプランターにスイートバジルをまきました。

間引きと移植

スイートバジル、シナモンバジル共に、種蒔きから7日目の4月3には発芽しました。

本葉が出て込み合ってきたため、28日目の4月24日から必要に応じて、適当に間引きを行いました。

間引きした苗は、少し味見しつつ、ミミズコンポストに入れるなどして無駄にしないようにしました。

なお、ある程度成長した苗は、他のプランターへの移植も行いました。

葉に丸みのあるスイートバジル
シナモンバジル

移植先は、菜園附属ミミコンより、トマトプランターとナス&ピーマンプランターの2つです。

トマトなどの株の間に寄せ植えしました。

発生した問題

モグリバエの侵入

葉に白い線で殴り書きしたような跡が。スナップエンドウの投稿でも紹介しましたがモグリバエです。スナップエンドウの葉に誘われついでなのか、シナモンバジルでも確認されました。

スイートバジルでは見られませんでした。

だからと言ってスイートバジル側のスナップエンドウもモグリバエに侵されていたため、バジル自体のモグリバエに対する虫よけ効果は無いことが良くわかりました。

葉の病気

葉に黒や白の斑点が現れ、縮む病気が見られました。

原因としては、アザミウマと呼ばれる微少な病害虫による食害の可能性が高いようですが、虫を発見することは出来ませんでした。

これは、スイートバジルのみで見られ、日陰がちになっていた葉が特に発症していました。

今回の菜園挑戦により最も良く分かったこととして、十分な日光を浴びていない植物は、成長出来ないだけでなく、病害虫にやられやすいということです。

農薬等による対策もあるようですが、これも、自然のことと考えて、『希釈木酢液』を吹きかける程度で、基本は放置することにしました。

結果、日陰を作っていたスナップエンドウ等が無くなった後に復活する苗もあり、その後は成長しています。

クモサンの巣

シナモンバジルの葉一枚に糸を器用に張って舟形に整えた巣があり、長らく小さなクモが居座っています。おそらくハエトリグモの一種だと思われます。

丸みがあって可愛らしいのですが、あまりに小さく、基本中央付近の糸の濃い場所(寝床?)にいて写真に収められません。

小バエなどを捕ってくれるので、そのままMBSの一員として受け入れ、見守っています。

写真に移る葉の下方部の黒いつぶつぶは小バエ等の死骸です。羽化したモグリバエやミミコンに誘われた小バエがかかっているようです。

収穫

バジルは、収穫量を上げるために、成長点にあたる先端部分から2から3節の葉をカットする『摘芯』を行いながら収穫することが良いと云われています。『摘心』によって、その下の脇目が枝となって広がり、枝がどんどん増えることで収穫量を上げていけます。

摘芯を行わずにそのままにしていると縦に長いヒョロヒョロとした弱い苗になっったり、花をつけることで葉が堅くなってしまいます。

収穫したバジルはサラダやトマト料理にあえて食べました。

シナモンバジルは初めて食べたのですが、癖好きとしては、好みの香りでした。

採種

苗が何本も育っていて食べきれないので、数本を収穫用に残すことにして、他は花を咲かせ、種を採取することにしました。

紫の花を咲かせたのはシナモンバジルです。

白い花はスイートバジルでした。写真の赤矢印の示すように、花が枯れた後にゴマ粒ほどの小さな黒い種をつけていました。

花を茎ごと根本から切り離し、室内で乾燥させました。

自然乾燥後に種子を取り出しました。

一つの花から、4粒の種が出てきました。

取り出した種は、チャク袋に入れて冷凍庫に保存しました。

おわりに

バジルは、少し日陰ぐらいの方が、葉が柔らかくなり食べやすいようですが、日当たりが悪る過ぎると病害虫にやられてしまうことが良くわかりました。

日照具合のバランスは経験値も付けていきたい所です。

また、生命力はとても強いですね。刺し技でも増やせるそうですが、収穫後に食べ残ったバジルを一輪挿しのミニグラス花瓶に刺していたら、いつの間にか根を張っていました。

妻が水を換えてくれていますが、かれこれ2ヶ月近く元気です。

収穫用の株を秋頃まで大事に育てつつ、バジルの香りを楽しんでいきたいと考えています。

また、来シーズンは採種した種をまいて育ててみたい所です。

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