ミミズコンポストへのミミズ受け入れとお食事事情(改訂版)

ミミズコンポスト餌場内のミミズ ミミズコンポスト

ミミズの受け入れ

ミミズの入手先

ミミズは職場の兼業農家さんK氏に譲って頂きました。K氏農園の堆肥場から頂いたものです。

品種はシマミミズです。種同定を試みてはいませんが、K氏はミミズに精通している農家さんですので信じることにしました(笑)。

シマミミズは、自然界では家畜の糞や腐葉土、堆肥などに生息しており、その食性を活かして、農家での堆肥作りや家庭の生ゴミ処理に利用されている品種です。

購入の場合は、ネット通販や釣り餌用に売られているものもあります。

ミミズの受け入れ状況

菜園付属ミミコン4セットに設置した餌場には50匹づつ入れ、堆肥場ミミコン1セットには150匹のミミズを受け入れました。

受け入れ間もないミミズちゃん

ミミズのお食事事情

ミミズの生ごみ処理能力

シマミミズは、1日に体重の約半分量の生ごみを処理できるようです。

シマミミズ1匹の体重は約0.4gと言われています。つまり1日に100gの生ゴミを処理するのには、500匹のミミズが必要になります。

用意した餌場の容積は、1つが約700mLあります。細かくしていない粗いままの葉物や実野菜の皮などの生ごみであれば、約120gは入れることが可能です。

つまり、ミミズ600匹分が1日に処理可能な生ゴミをエサとして与えられるスペースがあることになります。

うん。私が用意したミミズは全然少なかったようですね。

と、考えていましたが。。。

↓赤字は10月24日改訂分です(改訂前の記事を参考にされた方は申し訳ございません!)

ミミズの生態についてもっとよく調べてみると、ミミズは上下移動が主で、表面積が増えないと処理能力が増えないようです。

その処理能力は、参考資料から推測すると0.25g/cm2です。

となると、用意した餌場は、菜園附属ミミコンの餌場が直径10cm堆肥場ミミコンが直径12cmほどです。

つまり、菜園附属ミミコンの餌場は表面積79cm2に対して約20g/日堆肥場ミミコンの餌場は表面積113cm2に対して約28g/日が最大の処理能力となる予想です。120gも入れようものなら明らかに多い!

もちろん、餌場だけでなくプランター全体としてのミミズの活動場を考えれば表面積は広くなります。また、土戻しのために残す収穫後の根や葉、茎などの分解等、餌場以外での活躍もあるため、プランターへの栄養供給は、餌場への生ゴミ以外からももたらされます。

なにはともあれ、実際の餌場の処理能力については、今後を見守っていきたいと思います。

参考資料:佐原みどり・中村好男(2000)『生ゴミを食べてもらうミミズ御殿の作り方』VOICE,P24-26.

ミミズに与える生ゴミの種類

シマミミズは雑食性で大抵の食物は食べられる様ですが、生ゴミの種類については注意する必要があります。

Mauerが与えている食べ物は次の通りです。比較的ミミズが食べやすく、分解に時間が掛からないものを選ぶようにしています。ミミズが嫌うと云われるものや、異臭や害虫を呼びやすいもの、分解に時間が掛かるものや調理済みの食品は避けるようにしています。

与えている食べ物

  • 葉物野菜の劣化部
  • 実野菜、根菜、果物(柑橘類は除く)の皮や劣化部
  • 茶葉やコーヒーかす
  • たまごの殻

避けている食べ物

  • ミミズが嫌がり分解も遅い : ネギ、柑橘類、液体系(油、牛乳、味噌汁等)
  • 害虫や異臭を避ける : 魚、肉類などの動物性の食べ物
  • 塩分や食品添加物質等を避ける : 調理済みの加工食品

Mauerの家庭では、植物性の野菜クズメインでミミズに与えています。

また、プランター内で収穫を終えた苗や枯れた植物は土壌の上に置いたり、餌場の中に入れたりして土壌に戻すようにしています。

ミミズコンポストの現状概要

コンポストを初めて早3ヶ月は経過しました。

現状ミミズが少ないため、生ごみを入れすぎると白カビなどが生えがちです。ホワホワしています。

生ごみがあると顔を出しがちなミミズちゃん(右下)とホワホワした白カビちゃん

分解状況を見ていると、だんだん早くなっているようですが、菜園附属ミミズコンポストの餌場へ100g一度に入れて分解する10~20日は要する印象です(フルーツ関係は早く約10g/日、野菜の皮や心などは、約5g/日)。そりゃカビも生えますね。分解に時間が掛かりすぎると蓋を開けた際に香ることもありますが、想像以上に匂いは少ないですね。分解が終わるころには匂いが無くなっています。

なお、そのためか、白いダニの様な微小な虫や小バエも見受けられます。個人的には気にならない程度ですし、これも自然の流れであるため、見守っています。

青丸は大人のミミズ、黄色丸は子供のミミズ、そして餌場内の壁面に見える白い点々はダニちゃん

ただし、これから暑くもなるので異臭やもっと衝撃的な害虫が現れるのは心象的に辛いので、投入量を調節しながら経過観察中です。

たまに、小さな子ミミズを見る事ができ、増えてるみたいで嬉しいのですが、必要であればミミズの追加受け入れも考えています。

なにはともあれ、餌場の蓋を開けるとミミズが上がってきているのが見えるのですが、これがだんだん可愛くなっています。

ミミズの生態に関する記述の参考資料は次の通りです。
・山陽国策パルプ(株)古野清一『ミミズによる廃棄物処理の一例』
・平石明(2002)『シマミミズEisenia fetidaを利用した家庭生ごみ処理―減量能力の評価及び微生物群集の解析』生物工学会誌 第80巻 第7号 283-290

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