自作から半年!ミミズコンポストの実際〜生ゴミの処理能力〜

菜園附属ミミズコンポストの実際 ミミズコンポスト

3月末より、ベランダを舞台にMBS(Minimum Biosphere System)作りを始めました。MBSの最も重要な機能の一つは、ミミズコンポストの活用と考えています。ミミズコンポスト自作から、10月で半年を迎えました。

ここでは、自作したミミズコンポストの、運用状況について、肝心な生ごみの処理能力の実際についてご紹介したいと思います。

自作ミミズコンポストの再紹介

L‐1号基&P‐1号基(比較用菜園附属ミミコン)

比較用として、最初に自作した菜園附属ミミコン2セットです。底石の材料が石灰石か軽石かで異なるだけなのですが、使用した材料より、L-1号基(LはLimestone:石灰石)、P-1号基(PはPumice:軽石)と命名しました。

開始日:2021年3月27日

<ミミコンスペック>

  • プランター:外枠プランター=アップルウェアー(株)『菜園コンテナ520型』、餌場=アップルウェアー(株)『陶鉢4号』を使用
  • 容積/面積:外枠プランター=約20L/1600㎝2、餌場=約0.7L/79㎝2
  • ミミズ受入匹数:52匹

<生育品種>

  • 生育中の品種:バジル、ニラ、ビオラ、レタス、カリフラワー
  • 生育完了品種:スナップエンドウ、ツルありインゲン、キュウリ、マリーゴールド
  • 生育中断品種(他品種の生育を優先して):パプリカ、オクラ

2号基(堆肥場専用ミミコン)

堆肥場専用として2番目に自作したミミコンです。

開始日:2021年4月18日

<ミミコンスペック>

  • プランター:外枠プランター=大和プラスチック(株)『グロウコンテナ35号』、餌場=アップルウェアー(株)『陶鉢5号』
  • 容積及び面積:外枠プランター=18L/615㎝2、餌場=1.4L/113㎝2
  • ミミズ受入匹数:150匹

<生育品種>

生育中の品種:ニラ

生育中断品種(日照不足により成長不良):イタリアンパセリ、ミツバ

3号基(菜園附属ミミコン)

ナスおよびピーマンの育成から始めたミミコンです。

開始日:2021年5月12日

<ミミコンスペック>

  • プランター:外枠プランター=アップルウェアー(株)『菜園コンテナ720型』、餌場=アップルウェアー(株)『陶鉢4号』を使用
  • 容積/面積:外枠プランター=約40L/2660㎝2、餌場=約0.7L/79㎝2
  • ミミズ受入匹数:65匹

<生育品種>

生育中の品種:ナス、ニンジン、アサツキ

生育完了品種:ピーマン、バジル、青じそ

生育中断品種(日照不足により成長不良):空芯菜

4号基(菜園附属ミミコン)

トマトの育成から始めたミミコンです。

開始日:2021年5月16日

<ミミコンスペック>

  • プランター:外枠プランター=アップルウェアー(株)『菜園コンテナ720型』、餌場=アップルウェアー(株)『陶鉢4号』を使用
  • 容積/面積:外枠プランター=約40L/2660㎝2、餌場=約0.7L/79㎝2
  • ミミズ受入匹数:65匹

<生育品種>

生育中の品種:ニラ、バジル、レタス、ブロッコリー、アレッタ

生育完了品種:あまっぷる(ミニトマト)、マティナ(ミディアムトマト)、青じそ

生育中断品種:なし

零号基(堆肥場専用ミミコン)

ミミズコンポスト零号基の様子

ベランダでMBS構築を実行に移す約半年前、ミミズを知る為に、始めたミミコンです。

開始日:2020年9月27日

<ミミコンスペック>

  • プランター:餌場=グリーンパル(株)『菜園プランター深型520』
  • 容積及び面積:餌場=27L/約1700㎝2
  • ミミズ受入匹数:200匹

<生育品種>

堆肥作り専用のためなし。

ミミコンの環境

気温との関係

土のミミズコンポストでもミミズたちは、最低気温が15℃を超えるようになった6月から徐々にミミズたちの動きが活発になってきました。また、10月を迎え、朝の気温が15℃を下回るようになってからミミズの反応が悪くなってきています。

餌場の蓋を開けると、表層まで上って来ているミミズを見ることが出来るのですが、暖かいときは、光を嫌って瞬時に潜っていましたが、気温が低下してきてからは、反応が鈍くなり、ゆっくりと潜っていきます。

餌場のpH

餌場内は、腐敗などにより、酸化する可能性があったため測定していましたが基本的に季節を通してpH7.0で一定でした。餌場内が腐敗臭を感じた時や、カビが生えた時や生ゴミ臭発生時には低下することを予想しましたが、7.0で変わりませんでした。

土壌に混ぜているもみ殻燻炭や、餌場に入れた卵の殻によるバッファー作用でpHが安定していると思われます。

使用しているpH計はシンワ測定(株)デジタル土壌酸度計A-2です。

生ごみの処理能力

家庭の生ごみ量

まず、ミミズの餌となる生ごみの量ですがMauerは4人家族です。内2人の子供はまだ小さいため、1日当たりの生ごみ量は、100~400g程度で、基本的には200~250g/日出ています。

生ごみの与え方

次に、餌場に対する生ごみの投入量ですが、零号基以外は、2日~5日間隔で10~50g/回・日程度で与えています。一度に60g以上の量を与えると腐敗臭が発生したり、カビたりしてしまうためです。

また、ミミズと相談しながら少量ずつ与えるようになってから、餌場蓋を開けた際に香ることがあった生ゴミ臭はなくなりました。

試しに、ある程度生ごみを処理でいるようになった9月末に、一度に生ごみ70g投入してみましたが、数日でフサフサの白カビが増殖していました。

また、餌のサイズは、基本的に生ごみとして出る形状のままで餌場に投入し、下層と混ぜ込む形で与えています。

生ゴミは、細かくして与えた方が分解速度が倍ほど早い印象ですが、時間的な余裕があるときは細かくし、基本的にはそのままのサイズで与えているのが現状です。

混ぜ込むときにミミズの具合を確認します。

ミミズの好み

良くわかったことは、ミミズは甘い果物類が大好きなようです。

果物を多めに与えた後の、生ごみ投入時には、果物類が殆ど消えて、野菜類が残っている印象です。

前回の零号基紹介の記事にてパイナップルの皮に群がるミミズの紹介をしましたが、リンゴやブドウ、ナシ、モモ、バナナ、カキなどの皮も含めて、甘みが強い果物類は消費スピードが速く、混ぜ込むときにミミズを多く確認出来ます。

一方、野菜類の中では、特にジャガイモや枝豆の皮などは、スピードが遅く、先に入れた果物由来の生ごみが消えた後でも残っている印象です。

生ゴミの処理スピード

無くなってから次を入れる訳ではなく、生ゴミを連続投入しているため、投入した生ゴミが減る様子を正確に計測出来る訳ではありませんが、処理スピードは徐々に向上し、9月中がどのプランターでも最も良く処理できました。

餌場のサイズが同じである菜園附属ミミズコンポストのL1号基、P1号基、3号基、4号基で、平均すると約10g/日ですが、野菜が多いと約6g/日、果物が多いと約13g/日程度です。

餌場のサイズが少し大きい堆肥場専用ミミズコンポストの2号基では、平均すると約11g/日ですが、野菜が多いと約7g/日、果物が多いと約15g/日です。

一方、零号基については、100~200g/日をコンスタントに処理してもらってます。

なお、菜園附属ミミズコンポストに関しては20g/日、堆肥場専用ミミズコンポストに関しては28g/日、零号基に至っては400g/日と、自作したミミズコンポストの合計で約500g/日は処理できるポテンシャルがあると考えています。しかし、現状のMauerの家から出る生ゴミの量が、そもそも平均200~250g/日であるため、既に最大量に到達している状況となっています。

ミミズ以外の生物達

前記事でも紹介していますが、9月に入って小バエたちを見かけなくなり、ベランダのミミズコンポスト餌場内でミミズ以外に見かけるのは、基本的にトビムシのみとなりました。しかも、圧倒的に目に付く数が減少しています。

なお、白カビが増えたときに、トビムシも増えた印象でしたが、カビの発生具合などとも関係しているのかもしれませんね。

後、極たまにナメクジを見かけことがあります。

堆肥の効果

追肥は、菜園附属ミミズコンポストへブロッコリーを植えた9月19日に少量行ってから、10月29日の今日まで与えていない状況です。今のところ野菜や植物達は元気な様子ですが、まだ追肥無しで1ヶ月半程度です。

10月23日の4号基で育成中のブロッコリーとレタス

追肥の量がだんだんと減ってきている印象ですが、ミミズコンポストの運用開始からまだ半年でもあるため、ミミズが生ゴミから作っているであろう堆肥の効果について、確認出来ているとは言えない状況です。

堆肥の効果に関しては、来年の結果と比較していくしかないかと考えている所です。

今後の運用

以上を踏まえての今後のミミズコンポストの運用方法の見直しですが、ベランダでのMBS構築が主目的であるため、ベランダのミミズコンポストへの配分優先で調節していきたいと考えています。

なお、10月に入って気温低下と共に、処理スピードが伸び悩んできた印象です。冬場になって生ゴミがどれだけ処理できるのか注目していきます。

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