固定種のナス&ピーマン
中長なす
まず、ナスの品種として選んだのは、福花園種苗(株)の固定種『中長なす』です。


- 原産地:中国
- 内容量:1mL
- 発芽率:75%
三重ピーマン
次に、ピーマンの品種として選んだのは、(株)浜名農園の固定種『三重ピーマン』です。


- 原産地:長野
- 内容量:0.5mL
- 発芽率:75%
成育状況
種まきと発芽
4月18日を0日目として、芽だし用ポットに種まきをして発芽させました。
芽だし用ポットとして使用したのは、(株)サカタのタネ製の『水でふくらむタネまき土ポット』です。圧縮されたココピートをベース土にして初期肥料が配合されている製品です。

水を入れて膨らませ、発芽すればそのまま植え付けが可能なため、根を痛めることもありません。
相談している兼業農家さん達にポットで芽だしした方が良いと言われましたが、芽だし用の土がなんたるかも分からないため、今回はこちらを入手して使用した次第です。
新潟の4月は朝に霜が降りることもあるくらい寒いため、室内の水槽ライトの上において暖めながら発芽させました。(実は、3月28日の段階で外で発芽させようと試みたら、見事に霜が降りて発芽しませんでした。。。)

種まきから11日目の4月29日目に発芽していきました。

28日目の5月16日に小苗をグリーンパル(株)の菜園プランター深型650で自作した菜園附属ミミズコンポストへ移植しました。
紫色で囲った苗がナスで、黄色で囲った苗がピーマンです。

寄せ植え同居種
この時の寄せ植え同居種は、大葉(小苗移植)、スイートバジル&シナモンバジル(小苗移植)、アサツキ(頂いた葉つきの株)、ニンジン(子供の希望で種まき)、空心菜(種まきしたが日照不足で育たず)でした。
6月前半はまでは、背丈が同じくらいで、大葉やバジルの方が高くなっていました。紫色で囲ったナスの苗よりも、両隣のバジルや大葉の方が少し大きく成長。(ナスの後ろで垂れて白くしおれているのはアサツキの葉)

黄色で囲ったピーマンの苗の手前に整列しているはニンジンの葉です。

6月後半になると、ナスやピーマンの成長が圧倒的に早くなり、どんどん追い越していきます。

そのため、大葉やバジル以外は、日陰がちになった環境に弱り、空心菜は脱落、ニンジンは葉を広げていますが、日照不足により、成長が遅れていきました。
開花と受粉
発芽から75日目の6月22日には、ナスとピーマン共に蕾を確認し、3日で開花していきました。

しかし、最初の頃の2段目までは、開花しても結実まで至っていませんでした。
相談している兼業農家さん達に、受粉のための虫が来ていないのかもしれないと助言を受け、人工授粉を進められました。
そこので、筆による人工授粉を試みることにしました。

効果があったのか、その後は結実しました。
その後は、他のプランターの花なども咲いたおかけが、人工授粉せずとも結実するようになりました。
特別な追肥
兼業農家さんのH氏に、ナスは肥料を沢山食べると肥料を持たされました。
有機原料素材の『春風ユーキ』という商品です。

ミミズコンポストも熟成しているわけではないため、ナス&ピーマンのプランターでは、農家さんたちの使う肥料の効果を見てみることにしました。
小さじ2杯程度を、結実しなかった頃に、ナスとピーマンの脇に撒くことにしました。
他のプランターと違って明らかにパワーがある様子で、元気に結実してくれました。
伊達じゃないですね。
ただ、急激な変化というものは、土壌生態系への影響など、何かしらの弊害も発生しそうな予感もありましたので、1度だけにすることにしました。
収穫
107日目の7月24日から適度な成長具合をみて収穫を行うようにしました。
ナスは、156日目の9月11日の今日までで9個の収穫です。

ピーマンは15個です。

ただし、サイズがずいぶん小さく、5~8㎝ほどの小ぶりなものばかりです。

昨日の収穫分は、今朝のミネストローネとなり、美味しく頂きました。

その後は、ミミコンへの投入以外は追肥を行っていないのもあるかと思いますが、もともとの、プランター設置場所の日照条件が悪いことと、晴れの日が少ないことも影響しているように感じています。
今後の見通し
現状としては、まだ結実を続けているため、苗が疲れてくるまでは頑張ってもらいたいと考えています。
ただ、ありがたいことなのではありますが、周りの農家さん達にも、ナスやピーマン等の夏野菜は、買わなくても良いレベルで頂き続けている状況にあります。
貰うたびに、サイズの違いを見せつけられる訳ですが(笑)
来シーズンは逆に、貴重なハーブや葉物野菜を中心に育てたほうが良いのかな?と悩み中です。
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