小さな地球としての”Minimum Biosphere System(MBS)”
家庭に持ち込めるレベルで山・川・海のそれぞれの生態系を再現。人の集団としての最小単位である家庭を舞台に人工生物圏の構築を目指します。
なお、家庭内で構築していく生態系を中心に、そこで出入りするあらゆる「モノ」の経路や関係性を出来る限り明らかにし、全体として持続可能性が高い循環型システム構築を目指したいと考えています。
また、この全体を人工生物圏とし、圏内の循環経路の簡素化(距離的な集約化)を目標とする試みを、”Minimum Biosphere System(最小の生物圏システム:以下MBS)”としました(←実際はかなり難しいでしょうが、目標は大きく...)。
MBSへの段階的な目標
MBS構築への段階的な目標として5ステップで考えてみました。
ステップの達成条件
STEP1 主系内での継続的な育成と生存
まずは、対象種を継続して育成できるところからです。対象種が健全に安定して育成・生存できる環境の提供に励みます。
STEP2 主系内での物質循環の確立
対象種が育成する系内の環境で、物質循環が行われる生態系を確立します。なお、対象種の育成に必要な水や土などは、廃棄することなく継続利用することが前提ですが、蒸発して失われた分の水の給水や、対象種の収穫などで失われる栄養素は、生ゴミの堆肥化などで補給できるものとしています。
STEP3 主系外との「モノ」の流れ把握
ここからが、かなり難しい…?
主系内での生態系確立後は、系の内外を出入りする「モノ」の流れ把握につとめます。例えば使用する道具の生産場所、生産過程、原材料、再利用性などを追い、選択する「モノ」の持続可能性を問います。
STEP4 主系外との循環系の確立
主系外との関係性から持続可能な「モノ」の精査を行い、循環経路のモデル化を行います。
STEP5 主系外の循環系の集約化
物質循環経路の省力化・集約化に勤め、バイオスフィアの最小化と安定化を追求する最終段階です。
MBSの管理
先ずは育て、失敗も含めて経験することからのスタートです。
管理項目は、必要に応じて選択し、精査していきます。
今シーズンは、次の様なポイントに注目して、来シーズンとも比較できる様なデータ取を行うことにしました。
- 種まきから収穫までの日数
- 収穫量(数量)
- 外部からの栄養素追加量(ミミコンへ与えた生ゴミの量)
- 病気等の異常のチェック
- 系外からの来訪者チェック(主に虫さん、雑草)
資金に余力が出てきたら、測定器具なんかも取り入れたい所ですね。
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